鬱エロゲーの車窓から

鬱エロゲーの考察と感想を綴る~! R18、ネタバレ注意だぜ!

『何処へ行くの、あの日』 感想

長くなってしまいましたが、『何処へ行くの、あの日』をプレイし終わりました。

同ブランドの前作である『あした出逢った少女』はプレイしたことがあったのですが、こちらの方がより複雑で理解に時間がかかりました。

 

シナリオに関しては、何の容赦もなく今までのハッピーエンドをひっくり返すという点においてはあちらの方が好みでしたが、こちらは青い春をとことん感じられるのがなかなか良かったです。何度も笑わせてもらいましたし、ニヤニヤしてましたよ。 ちくしょー羨ましいわボケが

 

f:id:Innocent_Black:20211228080358p:plain主人公はヘタレていますが、私自身の人格がカスなのでそのあたりは感情移入しやすかったです。批判空間を見るとクソ扱いですが、どちらかというと好みの主人公でしたね。千尋との組み合わせが好きだった。まぁこんだけイケメンならモテるわな、お約束だけど。

 

f:id:Innocent_Black:20211228080317p:plainヒロインだと智加子と千尋が良かった。木葉楓、みるのボイスは至高で、エロゲーの音声は普段だと読み飛ばすことが多いのですが、今回はそれが少なかったような気がします。耳が溶けるかと思ったわ。あの二人の絡みが本作での見どころの一つと言ってもいいかもしれない。ルートの面白さで言うと、千尋が一番でしたね。特に嫌いなヒロインとルートはなかったです。桐李が薄味であまり興味は持てませんでしたが。

 

f:id:Innocent_Black:20211228081606p:plainサブキャラにも力が入っていて、結構好きでした。絵麻とのキスを見せつけられて脳が破壊された迫真・木之下くんには正直笑ってしまった。かわいそうという気持ちは多少はあるのですが、どうしても笑いが先に来る。どもり方と見た目が知り合いに似てるのがなお笑える。この時代のエロゲーなのに、男キャラにも声をつけてくれていたのはとてもありがたいですね。そんなに男の声って要らんかね?

 

f:id:Innocent_Black:20211228081035p:plain特に、三木村は全キャラクターの中でも一番好きでした。この手のゲームでマザコン属性のイケメンとか初めて見た気がするわ。いやマザコン自体ほとんど見ないけど。異常性をひけらかすようなものより、こういった正気に潜んだ狂気を持ったキャラの方が好みかもしれないですね。よく見ると壊れているというか。とにかく、ヒロインを食うレベルで好きでした。下半期エロゲー推しキャラTOP10に入るかもしれない。もっと出番が欲しかった。

 

CG、BGM、システム面も特に不満はありません。しかし強いて言うならば、プレイ時間と共通ルートが長いことですね。それが考察をするための労力に繋がったので、結構面倒でした。そのあたりも『あした出逢った少女』の方がよかった。

 

感想は以上です。結構楽しめました。

次回は考察を何項目かに分けて投稿したいと思います。

自己採点 100点満点中、90点。